noicomi鬼の花嫁
」のレビュー

noicomi鬼の花嫁

富樫じゅん/クレハ

令和にまだこれがあり得るのか…

2026年7月31日
セーラームーン世代なので、主人公はうじうじしたり泣き虫だったりしても、自分の足で立って戦い困難に立ち向かう女の子を見て育ってきました。
さらに時勢も変わり、男性の評価と女性の価値はイコールではない空気になって久しいというのに、ただうじうじメソメソ泣いていて、努力もしない取り柄も魅力もないヒロインが、権力トップの男性に理由なく見初められて大逆転!という話がヒットするのが驚きでした。
強いオスに選ばれる、それが女としての価値、という世界観が時代錯誤すぎて11話目で離脱です。
タイパの時代なのでスピード感が必要だったのもしれないけど、それにしても手前の方にもう少しヒロインが選ばれる伏線とか理由めいたものは仕込めなかったのでしょうか。もしくは、不遇のなかでも何かに打ち込んだりする健気な姿とか。
ヒーローも強くて偉いというだけで、ヒロインと同じく人間としての魅力がわからず、話も設定も厚みがなく、ローティーンの読み物という印象で、とにかく自分は何もしなくても存在するだけで強い男性に選ばれて全部解決してくれてハッピー!というシンデレラストーリーが読みたい方には向いていると思いました。最低限の読み応えはほしいという方には不向きと思います。
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