「初恋をこじらせた堅物騎士団長は妖精令嬢に童貞を捧げたい 単話版
」のレビュー

初恋をこじらせた堅物騎士団長は妖精令嬢に童貞を捧げたい 単話版

瑠璃ことこ/百門一新/千影透子

愛らしいヒロインとこじらせたヒーロー

ネタバレ
2026年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 天使のように可憐な美少女、クリスティナ。
真っ白な髪。愛らしくも美しい顔立ち。青く輝く綺麗な瞳。
本当に、その容姿すべてが芸術品のような美少女です。作画がとても綺麗な本作ですが、特に、このヒロインのクリスティナの作画が群を抜いて素晴らしいです。
デビュタントを控えた彼女は誰もいない物陰で一人、泣いていました。白い頬は赤く染まり、あふれる涙は宝石のよう。──正直、キュートアグレッションを感じずにはいられませんでした。クリスティナ、とても可憐で愛らしいのです。泣いている姿が特に。
そんな彼女を見つけたのは、騎士団長アレックス。
泣いている理由を尋ねるアレックスに、クリスティナは勇気を出して、政略結婚──愛のない結婚はしたくない、と将来の不安を打ち明けます。
アレックスは彼女に、愛のある結婚をするために、逆に社交界を利用するのはどうか、と明るく励まし、その言葉は、クリスティナの心にも深く響きます。
アレックスと別れ、立派なレディになれるよう頑張ろう、と決意したところでクリスティナはハッとします。
彼女は妖精の末裔。泣いている姿を、涙を人前で見せてはいけないのです。
そして場面は変わって──ご覧ください。明らかに様子のおかしい騎士様を。
無自覚ながらクリスティナに魅了の「呪い」をかけられ……めくるめく煩悶、天使のような彼女に対する尊みの嵐、飛躍する妄想……それらすべてをなんとか理性で堪え、欲望を抑え、彼はクリスティナへの真実の愛にかけて、彼女を見守り続ける決意をします。……童貞のまま。
なお彼の脳内で起こるすべてが周囲にダダ漏れなので(無自覚)、当然、誰がどう見てもただの変人ストーカーです。
しかしすべてはクリスティナを見守るため。いや守護るため。愛のためです。仕方のないことですね。
可憐なクリスティナと、色々とこじらせてしまったアレックス。これからの2人の物語がとても楽しみです。アレックスのごとく、最後まで見守らせて頂きたいと思います。
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