このレビューはネタバレを含みます▼
愛の為に全てを犠牲にして尽くしたのに。王の庶子であったチェーザレを王位に就ける為に、アリアドネはその手を汚してまで尽くしたのに。全てを手に入れたチェーザレはアリアドネを顧みず、その姉・イザベラを王妃にする。(多いな、そんな話。)王妃になったイザベラは権力に執着していただけの女。彼女は躊躇なくアリアドネを処す。巻き戻り、人生をやり直すアリアドネは、復讐を誓う。この世界には「黄金律」というものがあると言い、それは因果応報とか。善行には恩恵を。とか。どちらに転んでも相応の報いを受けるのだと。そう、普遍的な倫理観に基づく展開なのだ。黄金律は多分、神。あまりにも惨い死を迎えたアリアドネへの慈悲。この機会を正しい行ないで強く生き抜いて欲しいと切に願います。前世と同じく非道のチェーザレの婚約者にされそうなところ、先にアルフォンソ王子と出逢っているし、彼はかなりアリアドネを気に入っている様子。物語的には彼と結ばれて幸せになる!と読めてはいるものの、試練はいっぱい!手に汗しながら見守ります!