転生した兄上は三〇番目の兄上です
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転生した兄上は三〇番目の兄上です

司馬犬/渋江ヨフネ

心の声に

ネタバレ
2026年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分が死んだ後にに、ベルが皇帝になっており、一目見たいと転生したロクスはまっすぐ皇城へ。
だけど、彼と会う条件は、生まれ変わった兄上という証明。気づけば兄上は32人。自分は30番目・・・。
自分がロクスのはずなのに、自分以外にもなぜか知りえない過去のことを知っている兄上たちがいる・・・。
そして、会いたかったベルは死んだような目で、かなり病んでいる。そのベルを昔のように元気にしたい。
その一心で、兄としてふるまうロクス。鳥人でありながら、羽のないロクス。
昔のベルは羽がなく、ロクスを死んでから羽がはえて成人している。
昔と立場が逆だし、妙に過去のロクスを美化しすぎているのもあえり、どうやって気づいてもらうか考えるロクスですが、ありのままで
普段どおりが一番いいという脳筋的考えで、つっぱしるところが面白かった。
かつての側近にまず、気づいてもらう。だけど、自分がベルにしたかったこと、してきたことを同じようにする。
生まれ変わりなど信じていないベルもいつしか、ロクスに好意をよせるのは、やはり見た目ではなく、心に従ったことでたどりついた答えなんだな~と後半思います。
過去のロクスが死ぬ原因になった事件の真相もはっきりし、甘さはひかえめな展開ですが、内容がよかったので、ぜひ読んでほしいです。挿絵はないので、あくまでも扉絵だけなのが残念でした。
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