ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 連載版
」のレビュー

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 連載版

尾羊英/中村颯希/ゆき哉

慧月、好きだ…!

ネタバレ
2026年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 割と序盤から慧月が好きでしたが、話が進むにつれてどんどん深くなる玲琳への不器用な友愛と、苛烈に全力で空回りしている様が可愛くて可愛くて。喧嘩して周りの人に仲直りを説かれた時の、玲琳への熱い想いの咆哮には思わず涙してしまいました。生い立ちを考えると親からネグレクトを受け、周囲に蔑まれ、愛情不足のまま自己肯定感が下がり続けるのを自尊心を高くしてメンタルを保つしか生きる術がなかったという人。そんな愛情の伝え方を知らないハリネズミのような慧月が死を決意する玲琳に威嚇しながら大好き!を真逆の言葉で叫び続ける不器用さ、愛おしすぎてたまりませんでした。
玲琳の脳筋ド根性っぷりも大好きだし、魂が本当に清らかでかっこいい人です。玲琳は脳筋ド根性なとこは景行に似ているけれど、意外に強かなとこや気に入ったものへの執着っぷりは景彰と似ているなと感じるので、玲琳と景彰の好みがどちらも慧月なのだろうな。
この作品、敵側が一枚岩では無くとても複雑なところも面白いです。他の雛女との因縁や関係性もありつつ、それぞれの雛女の上に妃がいてそこが干渉してくるともっと厄介になる。キャラクター一人一人が意思を持って生きている人間なのだと感じます。とにかく多彩な人間性を描かれているのがすごいです。
玲琳と慧月の熱い友情物として前から好きな作品でしたが、最近は慧月と景彰の関係性の進展も楽しみにしています。景彰が結構分かりやすく執着してて良い。慧月が景彰に下賜されて義姉になるのは玲琳的にも嬉しいんじゃないかな…?でもそうしたら余計に皇后にならずに黄家に皆で帰りたがりそうな気もしますが…
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!