このレビューはネタバレを含みます▼
相変わらずこの作者さんは絵が綺麗！絵だけで4付けたいくらいです。あとがきにあるように、この作品は俺様攻めが受けに翻弄される姿を描きたい、というコンセプトらしいのですが、翻弄というのでしょうか、受けが2度目に消えてからの攻めがあまりにもヘタレ過ぎて、思わず同一人物か⁉︎と思ってしまいました。
入院するほど体調崩すって、そしてそれでも自分の気持ちに気付かないって、どんなだよ、と。そして、そんなでこの先芸能活動やっていけるのか？とも思ってしまいました。まあ、気弱だった受けも、文句言えるくらい強くなって、どうぞ末長くお幸せに、な結末でした。設定はすごく好きです。でもこの作品一つにして、もうちょっと掘り下げてくれた方がもっとよかった気がします。
もう一つは、小学生の時に親を亡くした男の子と、その親にお世話になっていたから、と経済的援助していた男性の話。男性といっても、外見は若く、オジサマには見えませんし、年齢なども出てきません。その小学生だった男の子は大学生になり、密かにその援助してくれている男性に恋心を抱いていた…な話です。説明があまりなく、そう至るまでの過程もほぼないので、う〜んでした。この作品については、3かな。表題作も、3.8くらいですが、なにせ絵が綺麗なので4にしました。
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