このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作者さん。キャンペーンだったことと、レビューがよかったので購入してみたら、どストライクでした。
表題作と、もう1作品入ってますが、断然表題作でした。2作品目は、表題作より少し前のもののようです。ゲイのリーマン新木が、隣に住んでる、ノンケで遊び人の学生千歳と、猫を通じて関わり、苦手だったのに相手の人と成りがわかってきて惹かれ合ったものの…という、付き合うまでと、付き合ってからのお話。ベタといったらそうなのですが、ノンケの千歳が新木に惹かれていくのがよくわかったし、新木の葛藤もよくわかったので、読んでいて無理がなかったです。猫のシロヒゲも可愛かった。最後シロヒゲ目線の話があって、それがまた面白かった。
2作目は、高校生同士。これはまだ淡い恋心で、お互い自覚する手前で終わってます。強面高校生が、自分を睨んでくる先輩に理由を問いただした時に気づかず先輩の眼鏡を踏んで壊し、先生から新しい眼鏡が出来るまで世話をするよう命令されたことから始まる関係で、こちらも苦手だと思ってたのに、世話するうちに…というお話。先輩のほんわか加減がよかった。
立ち読みで絵柄が大丈夫なら、ぜひ!