エロは無くとも心が

屋敷の主人・アレクを想う使用人・月(ゆえ)の淡い恋心～苦悩～恋人への、変化が綺麗で素敵なストーリーだと思います。絵柄も優しく、この作家さんの、各キャラへの愛情が感じられました。
1～6話はアレク×月(ゆえ)の話で、二人の強い想いがピッタリ重なってハッピーエンド。後半、カワイイ子を屋敷で預かることになり…。他、呪われた王子として城の塔に監禁されてるラスティを、通りすがりの旅人ロイが癒し、支えて救う物語(7・8話)や、高校生の岡野と塚本が寮で同室になり、何かにつけて寄ってくる塚本が気になる、口下手の岡野は…(9・10話)、高校からの後輩・藤本に頼りきってる大学生・相原は、引越したばかりの部屋の怪音に怯えて藤本に泊まりに来るよう頼むが…(11・12話)。 最後の相原×藤本ストーリーは、どうやら年上受な感じ？(カッコいい年下攻めはツボです)
全体通してエロ萌えシーンは無いけど、あったかい気持ちになれる心が満足な一冊でした。