官能小説
」のレビュー

官能小説

藤井みつる

リアル

2015年10月25日
昔に読んだことはあったが結末まで知らず…今回1巻無料を見つけ、結末がモヤモヤしたというレビューを目にしたものの、どうしても読みたくなり全巻購入しました。
あそこまでではないけど、真面目で融通がきかず、他人と極力関わりたくないめんどくさがりやの彩には共感できるところが多かったです。
椎野くんは、若い!21歳の設定ですよね?そりゃ青いというか、はしゃいだりバカやったり魔が差したりするよなーと思います。
いわゆる綺麗な「少女マンガ」的な展開ではなく、すごく人間的な感情が描かれてると思います。ドロドロしてたり、人間の嫌なところ、生々しいところなどなど。。なので、結末に納得しかねる感情がありますが、リアルで考えると、こういう人って多いよね、と思います。
最終巻の彩の感情を想像すると切なくて涙が出そうになります。。椎野くんには、そりゃないぜ!と思いながらも目が離せない。。
結末は、確かに駆け足な感があります。同じ結末でももう少しページ数多く見たかったなとは思います。
が、とにかく、切ない。。特に後半は切なさしかないです。男女のちょっとしたスレ違いから、ガラガラとすべてが崩れていく様に、恐さと切なさがびしびし伝わってきます
とってもオトナな漫画です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!