このレビューはネタバレを含みます▼
元令嬢が、かつての婚約者の元でメイドとして働くっていうような設定は、他の作家さんの作品でもいくつか読んだ気がする、王道パターンのお話です。
最初の方は、ヒロインとヒーローの軽妙な掛け合いがちょっと下品な感じで、特にヒーローの暴言が酷過ぎて受け付けなかったのですが、気付けば涙がぼろぼろ、字が読めないわ、家族に不信がられるわだったので、一人になって読み耽りました。
何度涙を拭いた分からないほど、ヒロインに次々襲いかかる不幸、ヒーローとのすれ違いやヘタレっぷりにハラハラしました。
徐々に真実が明かされると、もうホント、ヒロインいい子、健気でいい子過ぎて可哀想で仕方なかった。
ヒーローもツンデレじゃないか、頑張ってるじゃないかと好意的に見ることが出来て、絶賛応援状態になりました。
最後の方は、ヒーロー激甘で大満足。
ヒーローのお姉さんもちょっとしか出てこないのに、強烈過ぎて大好きです。
ソーニャ文庫じゃない宇奈月香さん初めてでしたが、やっぱり面白い。
作家買いの方、おススメです。