嘘つきなマリアージュ
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嘘つきなマリアージュ

火崎勇/龍胡伯

健気なヒロインに泣いた

ネタバレ
2015年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小国の王女で末娘のヒロイン。
粗暴で好戦的、独裁者として有名な父ほど年の離れた王に嫁ぐことになり、お忍びで向かった途中、賊に襲われてしまう。
その時助けてくれた騎士団の隊長がヒーロー。
最初の方でオチが分かる王道ストーリーがヒロインの一人称で語られるという、火崎さんの作風がなんとなく分かってきた2冊目。
ちょいちょい語尾が気になるものの、心情描写が丁寧な作家さんなので慣れるとお話に引き込まれますね。
王女として、自分の気持ちよりも国や国民の為に使命を全うしようとするヒロインの健気さに泣きました。
たまたまなのか、ヒーローの素性が謎、手が早い、とりあえず純潔は守った、でも結婚前に純潔を奪ったという流れが、先に読んだ同じレーベルの作品と一緒だったのが残念でした。
でも、こちらの方がヒーローが逞しくて頼りがいがあるし、理を通すとか大人で好感を持ちました。
お話も臨場感があって良かった。
キーツも素敵でした~。
イラストは何度見てもヒーローの肘に笑う。
ヒロインの胸とか…。
好みではないです、勿体ないですね。
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