図書館戦争シリーズ
」のレビュー

図書館戦争シリーズ

有川浩

ファンタジーのようでありながら現実的

ネタバレ
2015年11月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は図書館が武力を持って検閲と戦うなんてファンタジー要素の強い作品だなと思いました
ですが現実に「床屋」というなんでもない言葉が自主規制用語だったり、この作品がアニメ化された際とある重要な登場人物が彼女が持つ障害のために地上波に出られなかったり(殺人犯ですら出られるのに!)と意味不明な規制が実際にあるということをこの作品で知りました
じわりじわりと少しずつ市民の自由を削っていく権力者の手口、また「正義」の名の下に自縄自縛に陥る私達自身の不甲斐なさを自覚するためにも一読の価値があると思います
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