蜜夜語り
」のレビュー

蜜夜語り

山田椿/秋吉ハル

すごく良かった

ネタバレ
2015年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先帝の第七皇子である父と母を亡くした事で、財政がひっ迫している宮家の姫がヒロイン。
心配したヒロインの女房は、ヒロインの兄と関係のある大納言に救いを求める。
使者として現れたのがヒーロー。
大好きな平安モノ。
仄暗い雰囲気でお話は進むのですが、情景描写が美しくてうっとりするようでした。
ヒロインは純粋無垢なのですが、ちょっとイライラを誘う感じ。
頑な過ぎ!と思ったらちゃんと自問自答して、バランス良かった~。
可愛いし好感を持てました。
ヒーローの事情はちょっと私は予測出来なかったので、びっくりしました。
Sっ気、腹黒、執着心が強いところとか、女装とか言葉責めとかもう本当にありがとうございましたという感じで、自分好みのてんこ盛りで楽しみました。
三夜の契りとかも素敵ですね~。
ラストはモヤモヤが残ります。
この先どうするんだろ…。
すごく良かったので、この作家さんの別の作品も読みたいなと思います。
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