完全無欠のウェディング・ベル
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完全無欠のウェディング・ベル

水島忍/アオイ冬子

偽りのフィアンセのスピンオフ

ネタバレ
2015年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 探していた「おしゃべりルーシー」がヒロインの「偽りのフィアンセシリーズ」の4冊目、こちらの作品は、スピンオフだけど完全に独立しているとのことです。
ヒロインは両親を亡くし、前作「伯爵の強引な求愛 契約のフィアンセ」のヒーローのオスカーの家に引き取られます。
オスカーとの結婚を夢見ていたものの、別の女性と婚約してしまうのですが、自分を可愛がってくれている叔母がその婚約を邪魔しようとするので、誰かと結婚する振りをして家を出てしまいます。
その時に出会ったのが今作のヒーローで、その話は「伯爵の~」にもありました。
同じ出来事を別の人の視点から眺める形でこのシリーズのお話が進むのですが、ちょっと飽きてしまいますね~。
この作品のヒロインは「おしゃべりルーシー」というあだ名があるのですが、その喋り過ぎる原因というのが何とも切なく、泣けてしまう場面が沢山ありました。
ヒーローの方も出生に秘密があり、お互い心に傷や不安を抱えたまま関係を深めていき、ハラハラ、ヤキモキしました。
幼くてやかましいイメージのルーシーが、この作品の終わる頃には落ち着きのあるしっかりした女性に成長していく過程は、微笑ましいですね~。
ヒーローは基本的にヒロインを甘やかす感じなので、思ったより楽しんで読めました。
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