このレビューはネタバレを含みます▼
うーむ…私にはダメでした…
あぁ〜もぅやめよっかなぁ〜と思いつつ、
けれどここまで来ると、自分の中で不快さだけで終わると思い…読んでました。
どなたかのレビューにもありましたが、キムギドクのような世界、同感です。
キムギドクは嫌いではなく、むしろ好きな方で、
やってる事は不快極まりないんですが、
でも綺麗さや澄んだ感じをどこかに感じる、不思議な事に。
観終わった後、どこにも気持ちの持って行き場はないのに、
何故か空気が澄んでるような静寂さを感じるような、
あの感じが好きです。
ただ、こちらの作品にはそこ迄は取れなかった…
頭では解るんですけど、青池が大河内を好きだからって動機も。
なんでこんな状態になったのかって思ってる気持ちも。
まだ青池が会社をやめる前、なんであんなに頑張ってたのかとか想像すると確かにせつない、青池を愛おしく感じる。
ただ、その頃の事が説明だけで終わってるので、
こっちは、頭では理解する止まりで共感迄いってないから、
やっぱり犬扱いしてる青池に同情やせつなさをあまり感じられず、
不快感から抜けれなかった。
後半の大河内の逆襲は、そうでなきゃと思った。
ここで吊り橋効果だかなんだかで、複雑だけどハッピーエンド♪なぁんて事になったら、読んでたこの時間を返せ状態でしたから。
なので、本当の最後の最後がなんとも複雑でした…。
あとがきに木原さんご自身が、大河内の中に愛が芽生えたと書かれてましたが、
私には、どうしてもそうとは思えなくて…
(作家さんご自身に何言ってんの?と思いますが…すみません…)
大河内が青池を好きになると思えるエピソードも特にないし、
退院して大河内が青池をどうして部屋に入れたのかがまったくないから、
私の中では「死ね」で大河内さんが終わってるので、
ちょっとご都合な感じ。
青池の喉を切る所は、良かった。
(って考える私も相当最低ですが…)
そこまで追い詰められてんのに、行き場がないのに、まだ好きを突き進む感じ…すごいです。
なので、最後、
しつこいですが、退院から一緒にいる所に行き着く迄がなく、
あれだけの事があったのに大事な部分には触れず、
ただ元に戻った感じに感じたので、
うーむ…中途半端…。
この作品の続編がもし出たら、
木原さんならすごいの書いてくるんじゃないかと、
密かに期待する…
勝手な読み手はそう思う1冊でした。