このレビューはネタバレを含みます▼
明治時代、華族で議員の娘であるヒロインは、叔父の友人で22歳年上のヒーローに14歳の時に告白をした。
ヒーローと「20歳になって行き遅れていたら貰い受ける」という約束を交わしてからずっと思い続けていて、20歳の誕生日の当日、ヒーローが迎えにきてくれる。
「悪魔の献身」「匣庭の恋人」が良かったので、私も作家買いです。
42歳のヒーローの色気がとても良かった~。
絶倫という設定なのですが、じっくりヒロインを可愛がっていて、余裕があって素敵でした。
ヒロインはお転婆で、ストレスが溜まるとお布団を投げて、(布団が)気を失うまで締め上げるのですが、ウケた~。
事件やドロドロもあり、ヒーローは腹黒ドSって感じではありますが、明るい感じでお話が進み、楽しんで読みました。
年の差恋愛で、王道な感じのストーリーに、ちょっとソーニャ風な味付けをしたのかな~という内容なので、好みが分かれるかな。
私は好きです、面白かった。
ソーニャ文庫のサイトの番外編はヒロインの誕生日の前日で、どうやって父親を口説き落としたか分かってすっきり。
イラストは岩崎さんで、こちらのお話にはすごく合っていたと思います。
特にヒーローがイメージ通りで良くて、素敵です~。
絵師さん買いの人もがっかりしないんじゃないかな?