マイ・スウィート・バトラー 公爵はかつての主にかしずく
奥山鏡/葉月夏加
このレビューはネタバレを含みます▼
十七歳の子爵令嬢のヒロインは、連日結婚の申し込みが舞い込んでいたが、「王子様以外とは結婚しない」と言い張り、父親を困らせていた。
実はそれは嘘で、大好きな執事のヒーローの傍で、ずっと実家で過ごしたいと思っている。
「新妻中毒」が良かったので作家買い。
可愛いヒロインと、ちょっとキチクな敬語責め、片眼鏡のチェーンがシャラリのヒーロー。
ツボ過ぎて悶絶しました。
執事だったヒーローの身分が変わり、言葉遣いがどうなるのかな？と思ったのですが、基本的に敬語、時々敬語をやめる感じで、もう、そのバランスが素晴らしい。
ヒーローが甘いドSだった「新妻中毒」より糖度は低めで、こちらは傲慢なドSですが、私は敬語萌えなので楽しめました～。
どちらも同じレーベルで、話の流れも大体同じパターンで、お互い好きだけど誤解があって、すれ違う、ヒーローがヒロインの浮気を疑うという感じです。
こちらのヒーローは、生い立ちが複雑で屈折しているので、ちょっと酷いことをするヒーローがお好きな方にはオススメ。
読みやすいのは「新妻中毒」かな～。
ライバルのアーサー王子は、気になって仕方ないほど素敵でした。
イラストは、肌の光？テカリ？がすごい。
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