悪女聖書
」のレビュー

悪女聖書

池田悦子/牧美也子

詰めが甘い

ネタバレ
2016年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪女だけど悪女になりきれてなく、復習劇も詰めが甘くてスッキリしません。
主人公が悪女というより、周りに翻弄されたかわいそうな人だと思いました。
主人公の妹が主人公を恨む理由が今一つわかりません。
両親からの愛情を受け、いい思いをしていたのは妹の方で、自分の努力が足りないのを姉のせいにし勝手に嫉妬心を燃やして復習しようとする悪い女だと思いました。

主人公はもっと幸せになってよかったと思います。
彼女と彼女の産みの母親が一番かわいそうだと思いました。

もっとひどい仕打ちを受けていい人はたくさんいると思うんですが、生ぬるいです。
最後もなんだかもやっとふわふわっと終わってしまいました。

でも、面白くて一気に読んでしまいました。
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