IS
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IS

六花チヨ

構えず読んでみるといい

2016年2月6日
4巻まで読みました。初めは興味本位で読むのは不謹慎かと躊躇していましたが、読んで良かったと思いました。最初に短編集で大まかなことと、IS (インターセクシュアル) と一口に言っても人の数だけ千差万別だという事が伝わり、その後一人の主人公を子供時代から描く物語で、ISを自分の事として考えられるよう描かれていて、予備知識が全くなくてもとても分かりやすく、読んだ後は読む前よりもISをとても身近に思えました。世の中には自分の知らない事、自分の力では想像の足りないことが本当にたくさんあると思います。というかむしろ限られた条件の限られた人や物しか知らないはずで、それを普通だと思い込んでいるのだと思います。自分の無知のせいできっと自分は気づかないうちにたくさんの誰かを傷つけてきたし、今も傷つけているのだろうと思います。だから動機とか難しく考えたりするよりもまず思い切って自分以外の人について知ろうとすることがとても大事なんだとこのマンガを読んで思いました。
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