きゃっつ ~四畳半ぶらぶら節~
」のレビュー

きゃっつ ~四畳半ぶらぶら節~

羽生山へび子

人情(ねこ情)ドラマ

2016年4月2日
私の中で羽生山へび子さんの作品といえば、散りばめられた多くのギャグの合間のシリアスでしたが、今作はその比率が逆かなという印象。(設定がねこblという時点で顔はニヤニヤしっぱなしなんですけどね)拾った子猫ぼんが習い事に行く話とたぬき窃盗団の話はなんというか…泣けました。弱者や善人、善行へのリスペクト?愛?が感じられてあーやっぱり好きだー買って良かったーってなりました(^^)
江戸弁なので読解に時間かかるし小文字のギャグを拾っていくのでかなり読み応えがありました。登場人物それぞれに過去がありそうだし弥源治にはサツもマークしてるけど、悪い奴のはずないよねって感じの書き下ろしにも(ほおずきがみずみずしい!)作者の愛を感じました
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