男子寮の肉奴隷-鬼畜に飼われた3年間
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男子寮の肉奴隷-鬼畜に飼われた3年間

菊の助/uroco

鬼 畜が甘い彼氏になるまで。

ネタバレ
2016年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初のあまりの酷さに、この男どこまで鬼 畜なんだろう?と気になって現在出ている巻まで全て読んでしまいました。
3巻目までは、そこまでするか?!とびっくりして絶句。主人公の太陽が可哀想すぎて、タイトル通り3年間こんな目に遭い続けるのだろうか…だったら見てられないなと思ったのですが
4巻辺りから鬼 畜寮長の気持ちの動きが分かりやすく描かれるようになってきて、次第に溺愛される展開となっていきます。
最近(19巻目)では、ネタバレしますが、イチャイチャしています。1巻目の酷さに衝撃を受けてそこから読んでない、なんて人が最近の巻読んだらどうしてこうなった?!ってびっくりすること間違いなしです。ここまでくると普通のBLらしい、という表現が合ってるのかなぁ。
色々あったけれど、結局セッ○スをしまくっているうちに心も体もお互いがいないと生きていけなくなって、長らく素直になれなかったけど最近になってようやく素直になれた2人が存分にイチャついているといった感じです。長い作品なのでそろそろ終わりかなと思いましたが、不穏な新キャラも周りをうろついてるのでまだ一波乱ありそうです。恋人になった二人で乗り切るんでしょうね。

最初の展開が本当に酷かったので、大空(鬼 畜寮長)が太陽(主人公)に恋して猛反省したとはいえ太陽の大空への感情はストックホルム症候群に他ならないと思います。もうそうなるしかなかったし、受け入れる事によって今が幸せだと思えるならそれでいいのかなぁ、と思いました…。
しかし大空が恋してから、急に普通の漫画になった気がして違和感を覚えました。今では、男に手を出したのは太陽が初めて(元々ホモじゃなかった)なんて新事実を語っていたり、太陽一筋な普通の嫉妬深い男性として描かれている大空ですが、序盤では言い寄ってきた男に簡単に手を出しています。太陽が見てると分かっていたとはいえ、その流れで3P…。それが今となってはなかった出来事のように扱われていて、矛盾点が不思議でたまりません。
その時の3Pの男も、今となっては太陽とも仲の良い優しい友達でギャグ要員といったポジション。鬼 畜漫画だったはずなのにご都合主義で普通の良い漫画へとシフトチェンジされた感じになんだかもやもやしました。

主人公の太陽くんも不良キャラとしか最初認識してなかったので女みたいに超可愛い事は最近知りました…。エロ目当てなら良い漫画ですね。
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