どうして終わったの？

8巻完結になってるとかも知らずに、読み始めたら興味が持てたので次々と読んでるうちにどんどん世界観にハマッていきました。
主人公の長歌がすごく魅力的で、これから先この戦乱の世でどのように生き、何を学び、最後には何を成すのかとても興味がありました。そして彼女の人生の終わる瞬間まで見届けたいと思った。そんな漫画に久々に出会えたと嬉しく思っていました。
なのに、8巻ラストでの「完」の文字に暫く呆然としてしまいました。ありえないです。
隼も巻を増すごとにとても魅力的なキャラクターとなっていたので、8巻での交差して見せられる二人の生い立ちは本当に面白かった。そして、そんな自身の原点となる場所と向き合って、また一つ何かを背負い、成長したであろう彼らが再開するのは戦場になってしまうのか。二人の間に芽生えた想いもどこへ向かうのか。……これからが本当に、面白いところだったのに。完の文字さえなければ、続きが出るのを楽しみにしていたところです。まさか終わりにされるとは夢にも思わず、ショックです。

打ち切りなのか何なのか、私なんかには全く事情の予想ができませんが、本当に面白かったし絵も綺麗だったのに、こんな大作がこんな形で封印されるのは非常に勿体ないです。
長歌行2とか、形を変えても良いし、雑誌を変えても良いと思うのでどんな形でも、そう遠くない将来続きを描いてくれることを切に願います。