うそつき*ラブレター【特装版】
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うそつき*ラブレター【特装版】

やまがたさとみ

表紙のような、淡い静かな恋のようなお話。

2016年6月10日
1巻165、2巻175ページ、全て表題作。
以前から表紙が気になってたんですが、読んで良かった♪
私の中ではヒットです!
表紙の淡い色使いのような、しっとりとした雰囲気の静かなお話。
担当編集者に仕事(夢)を認められて道が開き、その嬉しさが入り混じった恋のような感情。
恋愛漫画家として自分の中の思いと、現実と、架空世界の作品と、主人公の惑いと苦しさが描かれたお話です。
まさしく主人公が描きたかったお話のような、恋愛だけどXXもないストーリーでした。
普通だったら全く絡みがないなんて、と思うんだろうけど、これはアリ。
作中の主人公の思いを知る内に、これが主人公が描きたかった話なのかとストンと納得でき、コレはこれで良いのかと感じました。
恋と仕事に悩む年頃には読み応えあります。

ただそれぞれが中途半端な思いを抱える3人。
数年後?やりたい仕事が落ち着き&気持ちが定まったところで、どう流れていくのか? その先のお話には興味があります。
完結表示はないですが、本作タイトルと同名の主人公の初単行本が発刊されて、区切りの良いエンドを迎えています。

続刊という形で主人公またはスピンオフでもその後の話があればぜひ読みたい。
作者さん、担当さん、次はぜひ絡み有りで、続刊ハッピーエンドの検討をお願いします!
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