このレビューはネタバレを含みます▼
自分の身を守る為に、少年の振りをしていたヒロインは、かつて王族の医師として栄華を極め、陰謀により失脚した「メルヴェイユ」の末裔だった。
一族の半分が魔女裁判によって処刑されてしまい、散り散りになってひっそりと生きてきたのだ。
しかし、怪我をした鳩を助けた為に、ある人物を治療しようとメルヴェイユを探している伯爵のヒーローに見つかり、囚われてしまう。
初めて読んだ作家さんですが、失礼ですけど、こちらのレーベルでこんなに面白い作品に出会えるとは思っておらず、いい意味で裏切られました。
この作家さんの他の作品も読んでみましたが、特にこの作品は良かったです。
独特な設定によく練られたお話、ミステリー風味なので、先がどうなるのか？とドキドキして夢中になってしまうし、切ない場面、感動でホロりとくる場面もあり、見せ場も多くて楽しめました。
難点としたら後ろも奪われてしまう所ですね～。
私的には地雷なので、これさえなければ…と思いました。
でも、本当に良かったのでぜひオススメしたいです。
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