【寂寞を棄て春を待ち】シリーズ3 愛欲リーベに捧ぐ禁断バラッド~漆黒愛こぼれる永遠~
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【寂寞を棄て春を待ち】シリーズ3 愛欲リーベに捧ぐ禁断バラッド~漆黒愛こぼれる永遠~

天野瑰

完結巻。最後までハラハラのラスト。

2016年6月26日
1巻133、2巻145、3巻143ページ。全て表題作。
シリーズものとして何故かタイトル違うけど、3冊で1つのお話。
(普通に寂寞を棄て春を待ち、だけで良かったのに。。)

波乱な展開で迎えたラスト。
思わせぶりなシーンで、どっち!?て一瞬わからなかった。
連載中?のイギリス諜報員と双子兄のスピンオフがあるから、いずれはっきりわかるのかな?
2人の幸せなってところももっと見たかったです。

中身は重厚でシリアス!読み応えのあるお話。
ストーリー重視、歴史好き方には激オススメ!
終戦間際の安定しない状況、上品な上官と無口で横柄な護衛管。
地位と命をかけたお話です。

作者さんのドイツナチもので、マジなシリアスBL。
ギャグ皆無、ラブ有。

というのも、ナチ軍ものでも英雄ロマネスクは、キャラが楽しい最前線部隊の日常ほのぼの(?)ラブ無しストーリー。
そして本作のスピンオフ、主人公の双子兄とイギリス諜報の話、俺の天使と踊れ!はギャグ丸出しでもないんだけど、コントような2人とアホな4コマで、シリアスさがあまりない。
どっちかっていうと、このスピンオフ位のアホとシリアスのバランスがよくあるBL漫画にありそうな軽さ、でしょうか。

ちなみにこの2つのナチもの作品も、アホなサブ?タイトル。
まともな本タイトル?より大きく飾り、中身のイメージを著しく害してます。
元の同人誌にはないので、電子だけ??
意味フメー。。
ある意味、内容とは裏腹のエンターテイメント的タイトルっすね。
作者さんの傾向を理解すれば笑えるけど、一見さんはスルーしたくなるから客足悪くなって、売る側には笑えないはずだけど。。
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