悪玉
」のレビュー

悪玉

吉田ゆうこ

繊細な心理描写。独特な雰囲気と余韻。

2016年7月18日
200ページ、表題作+BL?俳優のお話、約半々で2作品。

繊細な画とマッチする、繊細なお話でした。
日常の不安定な心の描写が上手です。
共感して途中涙がポロポロでしたが、人によるかも。

こういうトーン?雰囲気?が好きな人にはたまらない。
読後に独特な余韻が残ります。

ちょっとネガティブでしんみりした感じ。
その代わり大きな盛り上がりやラブラブハッピーはない。
絡みもあるようなないような。

盛り上がりを期待する方には物足りない。
アンダーな雰囲気が好きなストーリー重視の方には、作者さんの世界に浸れるかも。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!