このレビューはネタバレを含みます▼
サスペンスホラーとして、画質・内容ともに最高でした。疑念や嫉妬や性欲などの人間の汚い心と、反対に優しさや情や後悔を見せるキャラ達の人間臭さに惹かれます。
一度読んで各々のキャラを知った上で、もう一度読み直すとその言動や結末にまた違った感情が芽生えるような作品です。
ラストもホラーものでありきたりな「恐怖はまだ終わらない」的なものではなく、あの人が未だに復讐の鬼であるのか、それとも罪や復讐心と懺悔の折り合いがついてあの言葉が出てきたのか分からないところも素晴らしい終わり方です。
性根の腐った人は世の中が全てくすんで見えるという趣旨の名言が出てきますが、あなたはどのような結末を想像してしまうでしょうか?