ありえない二人
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ありえない二人

山田ユギ

ドアシリーズとコラボおまけ!読み方のコツ

2016年8月7日
210ページ、表題作+ああ爆弾(Bar鬼マスター&水泳インストラクター)5話+短編2作品。

表題作とああ爆弾は、なんとドアシリーズとコラボってました。画きおろしのオマケで。
本編は関係ないので、どちらも一緒に読まなくても楽しめます。
ファンの方は順に読むとコラボが楽しいですがコツがあります(順番は下記に)
(まだの方も、ドアシリーズは作者さんの作品の中でも特にオススメな読み応えのある面白いお話なので、いつかどうぞ!)

やっぱり山田さんの作品は安定して面白い。
長編好きですが、こういう短編でも買ってよかった♪と後悔することがない。
表題作とラストの短編檻はもっと長く読みたかった。
短くて残念。
檻はあまりない作風でしたが、私は好きでした。
シリアスでややネガティブな意味を持つストーリーです。

ああ爆弾は連載だけに読み応えある。
山田さんはキャラに愛嬌があるんでしょうね。
見ていて楽しい2人というか、周りのキャラとの関わりが面白いというか。程よいギャグなシーンが楽しい。


さて、以下は山田ファンへの上手な読み方のコツ>>
今回久しぶりにドアシリーズを再読。
よく読んでみると順番がややこしかった!
以下の順ですと、本編もオマケもスムーズに読めます。

※1ありえない2人(ラストのオマケ3水野編以外を先に読む)
→2最後のドア1巻(本田弟の話)
→3開いてるドア(本田兄sの話、オマケ1:かばん屋&本田次男飲み屋)
→4最後のドア2巻(本田弟続、オマケ2:Bar鬼)
→5ありえない2人のオマケ3:Bar鬼&Barピーチパイ、を最後に読む。

なんでこうもややこしいかというと、ドアシリーズの本編で、開いてるドアの話が最後のドアの1-2巻の間のお話だから。

画き下ろしコラボはオマケですが、順番に読むとつながってます。
本作ありえない2人の当て馬?さんの、かわいそうなお話ができあがります。
そう、コラボの影の主役は水○さんでした!
おまけ3で出てくるキモいオカマBar(角刈りおねぇママ)は、山田さんの作品に時々みかけるけど、夢が叶う&誰がお前を、に出てくるお話だそう。
いつか読みたい(笑)

お話星4,5ですが、ドアシリーズとの連作も楽しかったし作者さんファンなので、盛って星5で。
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