嘘のヴェールの花嫁
」のレビュー

嘘のヴェールの花嫁

トリッシュ・モーリ/山本鹿乃子

遊んでいた男性が初めて愛を知る

2016年8月23日
大勢の女性を知ってる男性がヒロインと出会い真剣に人を愛することを知る、少女漫画でもありふれた話ではあります。

今まで男性が出会ってきた女性がそんなにも悪かったの?という、ヒロイン以外は男性の回りほとんどいつもはタチの悪い女性。

でも、人間の良い悪いより、ただただぴったりくる人に出会えなかった、ということなのだと考えます。
普通に考えてそんなところなのが、お話の世界だと、人柄の素晴らしい相手が満を持して大本命登場となります。

HQは、男性が申し分ない(社会的に)ことが多く、問題は、自分だけの相手になるまでの道の辿り方です。
その、大切な大切な、彼がヒロインへの愛を自覚して告白するシーン、私は、このストーリー中、彼がヒロインの名を呼ぶところに、読むたびに喉元が痛くなり感動しています。

空港のシーンは、映画などでたまに効果的に使われることもあり、決して珍しいシーンじゃないのに、なぜかここで持っていかれます。

彼が真正面から引き留めに駆け付け、それまで語りたがらなかった本心をぶつけてきます。
このシーンあるために、☆は五つとなりました。

彼のルックスも、超好みです。
クライマックスにうっとりできるまでは、結構見た目の良さで引っ張られました。
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