このレビューはネタバレを含みます▼
上海金魚、透過性恋愛装置の3部作のラスト作品。
その中で個人的に一番好きな作品になりました。
最初にこの作品を読みましたが問題なく楽しめました。
本気で恋をすることに避けてきた攻めと、本当の恋に巡り会えなかった受け。
ホテルのドアマンとして日々真面目に仕事をこなしている受け。上京仕立てで何もわからなかった頃、騙される形でAVに。その暴力的な内容のものが出回ったことにより、過去の恋人達からは馬鹿にした態度や、二股、嗜虐的な扱いしか受けてきません。寂しさや孤独を抱えながらもいつかは本当の恋に巡り会いたい受け。
対して攻めは、過去の恋人からの裏切りによって恋愛からは遠ざかり、一夜の相手を見つける日々。
そんな2人が、受けのストーカーの存在によって近づくことになります。
ゆっくりと距離を縮めていく2人の過程が両視点で描かれHは少なめですが、こんなに優しくされたのは初めてという受けのモノローグにもう本当に良かったね〜と暖かくなりました。
SSの観覧車デートも良かった。
収録されてるもう一作品は、前作である透過性恋愛装置のCPです。
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