シンデレラ・ガールズ Ⅱ 涙の数だけ愛して
」のレビュー

シンデレラ・ガールズ Ⅱ 涙の数だけ愛して

尾方琳/レイ・マイケルズ

こんなにも信じてくれない人へ想い続けてた

2016年9月1日
信じてくれなかった人にまた牽かれる事が信じられない。再会後に甘いシーンはなく、過去の彼の一人合点に加えて、だめ押しの8年後の誤解の上塗り。それ、イエローカード二枚だろう。傷心に母親のこと、空白の年月にあった家の没落はヒロイン当人が精神的に参ってしまってもおかしくなかった。

簡単に許しすぎてる気がしてならない。
彼の謝罪は物足りない。カタルシスもう少し、との感じがしており、星の数4つに決めた。

このストーリー、ひとえに、ヒロインが、忘れたくても結局忘れられなかった、そこまで好きだった、唯一の存在ともいうべき人と、やっと一緒になることができてよかったね、の一言に尽きる。

ヒロインは、数々の出来事を乗り越えて幸せにたどり着いた。

このシリーズ、ひとつめのストーリーもこれも、男性のキャラに可愛いところがない。ヒロインに決定的な落ち度がない。男性のほうの情が深いからこその落胆の大きさがあってのことと思いたい。
そして、和解後はさぞ埋め合わせも大きいだろうと信じたい。
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