ぎこちないけど愛だろう
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ぎこちないけど愛だろう

深井結己

切な甘い。可愛い秘書の前作。

2016年9月3日
195ページ、表題作3話とミネのスピンオフ+短編2つ、計3作品。

どのお話も切なく甘く、良かったです!

クリスマスに振られた主人公も切ないけど、そんな日に出会った優しいカフェのマスターのんちゃんのほうがもっと切なかった。
確かにのんちゃんの過去の話があったら、さらに良かった。

のんちゃんの従兄弟のミネが楽しいキャラ。
彼の話は本作にもスピンオフ(正直スイッチ)が1話あって読めますが、次作の可愛い秘書ではいさせないもミネの話です。

可愛い秘書から先に読んでしまったけど、別々に読んでも楽しめる内容でした。
が、もし両方読むなら本作を先に読んでた方が、もっと面白いと思う。

他の2つの短編も、どちらもすごく良かった!
1話ずつじゃもったいない、もっと読みたかったー。

2作目、赤い糸絡まれ。
痛い。ひどい。切ない。。
主人公が悲惨、重い、、でも彼と再会できて良かった!

3作目、あいのともしび。
こちらはまったく甘い場面なし。なのに甘い!
主人公の言葉に共感して涙、、素敵なエンド。
父がナイスでした。


南美と光木のシリーズもでしたが、短編集とは思えないほどどれもストーリーがよく、読み応えがあります。
切なくて暗いものも多いですが、明るくないけど幸せな話が好きな方には、ぜひともオススメ!
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