あしたのきみはここにいない
」のレビュー

あしたのきみはここにいない

山本小鉄子/崎谷はるひ

超良い!姉つながりで関連作もあり。

2016年9月12日
179ページ、1冊表題作。

すっごい良かったー!
ストーリー重視には激オススメです。
崎谷さんは微熱の果実シリーズ以来気になってた原作者さんでしたが、こちらも良くて今後はまりそうです。

主人公が健気で切なかった、でもよくがんばった!
泣けました。
先生のクールさが素敵でしたが後半の違う一面もまた違う意味で素敵でした(笑)。

そしてすごく良かったのが、姉!
姉いいわー。
なかなかいないですねこんな名女性脇役!

してなんとこの姉つながりのスピンオフがあの日のきみを抱きしめたなら。
こちらはもっとぐっと大人なお話。
まったくタイプは違うけど切なくエンドのまとまりも良くて読み応えがあります。
脇役の編集姉だけ双方の作品に登場してますが主人公たちはほとんど関わりないので、別作品として読めます。
でも、この脇役姉が双方いい味だしてる(笑)。

本作は原作者さんが後から小説化した作品もあります。
原作者さんの作品が好きですが、さすがに小説の方は同じ1冊でも文字の方が内容がかせげるせいか、細かい状況や感情の動きの描写が丁寧で、コミックより切なさがさらにぐっときました。。
(小説1冊でコミック2冊分の内容量がある気がする)

さらに小説にはコミックにない後日談ショートも収録。
さらに甘甘(笑)。
互いに甘えて依存してるのが微笑ましかった。
スピンオフの六浦もちょこっと登場する場面もあります。
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