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松浦だるま

戯曲を扱う稀少性に。

2016年9月13日
激情型劇場漫画。
舞台俳優とその卵が入れ替わり立ちかわり現れるので、くどい、きつい、演技過剰で緩急がない、と疲れる読者がいそうです。連載で読むならともかく、まとめて単行本1冊分を消化するならなおさら。
これがデビュー作でしょうか。特に第1巻から強い情熱を感じました。
中弛みがあったりと難はありますが、シェイクスピアを平易な現代語訳にせず劇中劇として成り立たせる手腕は見物です。
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