このレビューはネタバレを含みます▼
評価が高いので期待してましたけど、あれ?思った程じゃないかなと。私が歪んだのに慣れすぎたか?(笑)
全体としては話の先が読めてしまいます。戦国ものの良くある戦略というか、父の言葉からも表向きと裏があるんだろうなというのはわかってしまいます。でもそこはTL小説ですから、どれだけ甘く、歪んだ味付けにするかってところだと思うのですが…そういう戦略を歪んでいると捉えてしまうには、ちょっと甘さが足りない気がします。
彼女に対しても、えーそこまでする?くらいの強引さをもう少し感じたかったかな?婚約者に差し出す前に彼女を“奈落”のもう少し深い場所まで落としてあげても良かったのに、結果的に行き着いた先が奈落の底って事?お花畑でキラキラ光が舞うようなラストではなく、全体的には好きなタイプのお話ですが☆5つは無いかな。