」のレビュー

岡田屋鉄蔵

真面目。

2016年10月10日
まじめ、ではなく「しんめんもく!」という観ですね。作者の愉しみなんだろうな、とこちらもワクワクします。勿論、商業誌である以上制約はありますが。
神にさわるか何かして報いを受けた半盲の「魂喰い」と、袖摺りあって道行きとなった剣豪とが諸国を巡るオムニバス。江戸中期のような背景と小道具ですが、おそらくそれに近いどこにもない国、が舞台となっています。
ひとつだけ、剣豪が剣を扱う姿勢に「んんん...?」となりましたが、その他の画力は申し分なく、安心して独特の世界に深く入り込めます。
久々に、かなりお薦め。
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