エメラインの件が後味悪過ぎと微妙な結末





2016年10月29日
このシリーズ、独自の世界観は味わわせてもらいましたが、あまりにもエメラインが哀れ過ぎ、あの事件が後味が悪過ぎたのとカインの最後について。
それに私はそれまでは、カインの悲惨な生い立ちもあり、彼が何かと屈折していても、同情する点もないでもなかったのですが。彼の両親の禁断の関係は、バイロンと異母姉のオーガスタの関係を、たぶん参考にしていると思われますが。
しかし、エメラインの不器用ながらも、一生懸命な想いに対して、あのカインのもて遊ぶような態度は、ちょっとひど過ぎないかな?と思ってしまい。
この件で私はカインにはがっかりし、急速にしらけてしまいましたね。
それまでは相当屈折していながらも、どこか優しい所もある人物だと思っていたのに。
それから、確かにエメラインがやったあることは、あまり良いことではないですが、それも彼への想いの苦しさゆえだし、加害者がもう狂人としか言いようのない人物なので、あそこまでの目に合わされるのも、納得いきません。また、おそらくそれまでは、普通の一市民だったはずの人物が、なぜにあそこまでブチ切れてしまうのか?という点で、いまひとつ動機に説得力が欠ける気がしたというのもありますし。
また、何よりこの事件のヒロインであるメレディアーナに、全然共感できなかったというのも、大きいです。だってもうとっくに、普通の人間じゃないし。
おそらく作者としては、これも儚い悲恋のつもりでのこのエピソードも、作者の独りよがりに終わった感じですね。予想外に読者達の、メレディアーナへの反感が強くて、驚いたとか書いていたし。とはいえ「ルードヴイッヒ革命」でも、相変わらず、どこかメレディアーナみたいなタイプのヒロインである、眠り姫を出していますが。ちょっと批判されかねないような部分は、綺麗に削ぎ落とし、総じて不器用・さっぱり系にはしていますが。
そしてこのシリーズの最後も、何か微妙な終わり方。
ある意味、予言された暗黒の運命からは、逃れられたということなのか?という感じがしないでもないような。リフとかマリーとか、叔父さんとかの大切な存在は、持てた訳だし。
しかし、やはりはっきりと運命は変えられるというのを、示して欲しかったような。
それにやはり、主人公がああいう最後でも、エメラインはエメラインで、単独でも十分かわいそう過ぎます。
それに私はそれまでは、カインの悲惨な生い立ちもあり、彼が何かと屈折していても、同情する点もないでもなかったのですが。彼の両親の禁断の関係は、バイロンと異母姉のオーガスタの関係を、たぶん参考にしていると思われますが。
しかし、エメラインの不器用ながらも、一生懸命な想いに対して、あのカインのもて遊ぶような態度は、ちょっとひど過ぎないかな?と思ってしまい。
この件で私はカインにはがっかりし、急速にしらけてしまいましたね。
それまでは相当屈折していながらも、どこか優しい所もある人物だと思っていたのに。
それから、確かにエメラインがやったあることは、あまり良いことではないですが、それも彼への想いの苦しさゆえだし、加害者がもう狂人としか言いようのない人物なので、あそこまでの目に合わされるのも、納得いきません。また、おそらくそれまでは、普通の一市民だったはずの人物が、なぜにあそこまでブチ切れてしまうのか?という点で、いまひとつ動機に説得力が欠ける気がしたというのもありますし。
また、何よりこの事件のヒロインであるメレディアーナに、全然共感できなかったというのも、大きいです。だってもうとっくに、普通の人間じゃないし。
おそらく作者としては、これも儚い悲恋のつもりでのこのエピソードも、作者の独りよがりに終わった感じですね。予想外に読者達の、メレディアーナへの反感が強くて、驚いたとか書いていたし。とはいえ「ルードヴイッヒ革命」でも、相変わらず、どこかメレディアーナみたいなタイプのヒロインである、眠り姫を出していますが。ちょっと批判されかねないような部分は、綺麗に削ぎ落とし、総じて不器用・さっぱり系にはしていますが。
そしてこのシリーズの最後も、何か微妙な終わり方。
ある意味、予言された暗黒の運命からは、逃れられたということなのか?という感じがしないでもないような。リフとかマリーとか、叔父さんとかの大切な存在は、持てた訳だし。
しかし、やはりはっきりと運命は変えられるというのを、示して欲しかったような。
それにやはり、主人公がああいう最後でも、エメラインはエメラインで、単独でも十分かわいそう過ぎます。

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