バジル氏の優雅な生活
」のレビュー

バジル氏の優雅な生活

坂田靖子

1冊でも読める。人生ドラマの連作。

2016年11月6日
(2巻までの感想ですが)
1冊約350ページの文庫本でお得なページ数。

貴族社会の残る時代のイギリスが舞台。
人身売買されてた少年を主人公の気まぐれ紳士が救うのをきっかけに物語が始まる。
その後は主人公バジル氏を中心に世話好きが高じた人生相談のような珍事件ヒューマンドラマが各話ごとショートストーリーの連作になってます。

なので長編連載という感じでもなく、2巻までは1冊ごとでも読める内容。
主人公の周囲・背景の話はこの後少しずつ進んでいきそうな感じもするので、お話やキャラが好きなら続けて読んで先の展開が面白いかも。

飄々とした主人公も素敵ですが、引き取られた少年ルイ君もやんちゃな良い子で、折々に登場しで可愛いです。

絵も話も古そうな作品ですが、読んで面白いです。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!