このレビューはネタバレを含みます▼
感動出来るのは子供か無知な人くらいでは。評価が良いのは、要するに読者の年齢層が低いからでしょう。主人公は優柔不断で気弱過ぎて応援出来ない。悩むのは当然としても、へなちょこ過ぎやしませんか。毎回読んでてイライラするばかりで読後感は最悪。父親に「子供は作れるのか」みたいなこと聞かれて、大丈夫だよ多分…て…何その夢子ちゃんな返し…。ドリーマーか。障碍者と付き合う覚悟、さらさら無かったな、この子。
ヘルパーの公私混同ぶりも腹立たしい限り。この作者、ヘルパーについてきちんと勉強したんでしょうか。取材とか、しっかりしたんでしょうか?ヘルパーの仕事をバカにしているように思います。現実の事件で、介護施設で入居者の老女に猥褻行為をして捕まった若い職員が居ましたが、あの変態職員とこの女性ヘルパーが同じくらい気持ち悪い。こんなのバレたらクビだろ。本気で好きになったら仕事より優先しても仕方ないってか?
イライラしながら、望みをかけて読み続けたが、是枝君にあっさり乗り換えたところでギブアップ。先の展開を予想すると、結局是枝君も踏み躙るのが目に見えてる。何の覚悟も用意もせず努力も中途半端なお嬢様が周りに甘えまくって悲劇のヒロインごっこを楽しむ物語でした。
絵は柔らかくて可愛い。背伸びせず軽いラブストーリー描いてれば良かったのに。