ゴールデンライラック
」のレビュー

ゴールデンライラック

萩尾望都

少女漫画っぽい

ネタバレ
2016年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 萩尾先生には珍しい作風かと思います。発表当初、評判が良くないことで有名な作品。でも、吾妻ひでお先生が評価しているように、悪くないと思います。女の人の半生を描いていて、少女時代から、戦争を挟んで、結婚、出産、幼馴染みとの再会。力強く生きる女性です。
ポーの一族の『グレンスミスの日記』も、少女時代から戦争を挟んで結婚、出産、子育てを経て老後までかなり少ないページで描ききるという驚きの前例があります。
制約があるとすれば、そのわくの中に創作世界を展開する萩尾ワールド、若しくは萩尾マジック。
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