初恋は群青に溶ける
」のレビュー

初恋は群青に溶ける

ゆき林檎

柔らかい空気感

2016年12月19日
ゆき林檎さんの作品を読むのは「玉響」に続き2作目ですが、独特の柔らかい空気感が共通してるなぁと思いました。
吉岡の辛い過去を包み込もうと一途に想いを寄せるケンゴの優しさがよいです。
色気がありながらもツンとしていた吉岡の表情が、だんだん柔らかくはにかんだ感じになっていくのがよいです。
読んだ後、ほっこりした気分になれます。
総178ページ。
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