本屋の森のあかり
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本屋の森のあかり

磯谷友紀

素朴で温かい描かれ方

2016年12月31日
地方の本屋勤務だった高野あかりは 東京本店の大きな店舗に転勤してきて 副店長の寺山氏に出会います。本が大好きで 蔵書の棚から漏れてくる新書の香りに 森を連想してしまう人でもあるので あかりはここで働けることが嬉しくてたまりません。ただ地方の店舗と こことでは仕事の量の差に驚くばかりで 寺山氏は1日に10冊くらい読むから月に300冊弱読破だということに 自分はまだまだだと落ち込んでしまいます。 本の森のなかで まじめな女子店員が少しずつ成長していく姿は 清々しい風のようですね。 優しい気持ちで読める作品です。
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