このレビューはネタバレを含みます▼
私は既婚者ですが、この記事を書かれた時の作者と同じ歳だったのもあり、自分と違う生き方をしている方の考えを知りたくて購入してみました。
作者の言い分を読んでいて感じたことは、この作者が結婚していないのは必然的だろうな、と言うことでした。
もし私がこの作者と同じような価値観、感じ方だったなら、私も結婚出来ていないだろうし、もし出来たとしても離婚していただろうなと感じました。
誤解しないで下さい、決して悪い意味での発言ではないです。
私はこの作者の様に生きれたならと思う部分があるのです。
私にはこの作者の様に1人で生活出来るほどの仕事と精神的強さがないのです。
もちろん、それは相当の努力と苦労があっての事なのは分かります。が、私にはどう努力しても仕事に行けなくなって挫折したり、孤独に耐えるより男に折れて従う方が最終的には楽に感じてしまったり、1人生計を立てる力を手に入れる事が出来ませんでした。
それはこの作者が結婚出来なくて思い悩み苦しんで来たのと似ています。
そして作者が結婚していない事を何処と無く引け目に感じているように、私はこの作者の様に1人でしっかり生きていける方に対してかなりの劣等感があります。
だけどそのひ弱さや劣等感のおかげで、「車の免許を取るべき」と言われたら例え不服でもそれを受け入れ従ったり、私個人的なものですと、死ぬ程嫌味三昧の姑でも夫の親だからとイヤイヤ受け入れ耐え続ける逞しさが育まれたのだとも思うのです。
同じ逞しさでも、1人生計を立てていくのに不可欠な逞しさと、結婚生活に必要な逞しさは性質が違います。
どちらの生き方も決して楽ではなく、辛さ苦しさ、そして達成感や喜びがあるのだと思いました。
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