逃げるなら今だ
」のレビュー

逃げるなら今だ

千葉リョウコ

世界が繋がっています

2017年1月10日
「逃げるなら今だ」と「うちの王子さま」は世界が繋がっています。
表題作は、もともと
同時収録の「さくらくらくら」という短編のスピンオフ。

モブが表題作に大抜擢って事ですね。

そして、この表題作のモブだったユズル君が「うちの王子さま」の主人公。
モブにも愛を注ぐ作家さん。

本作は攻め×攻めですが、
柳瀬が真の本質を見抜いて、攻め続けます。
一途な攻めは好感が持てます。

同時収録で、高校の同級生の再開ストーリーが入ってますが、
そちらも素敵でした。
当時、同級生にからかわれて「男同士とか気持ち悪い」
と言われてしまった小久保と、言ってしまった宮部。
同僚となった2人のすれ違いが可愛いです。

読むのに疲れなかったので、読み返しも多い作品です。
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