このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルを強引に訳すと「地獄の修道女」。「辺獄」は「永遠ではない地獄」を、「シュヴェスタ」は英語で言う所の「シスター(修道女)」を意味するらしいです。
※宗教用語なのでニュアンスは違うかもしれない。
中性魔女狩り時代、無実の「魔女の子」として異端審問、強制収容、薬物中毒など、過酷な境遇に曝される少女たち。それでも流されることなく、愛する者を奪った敵への復讐に燃え、困難を乗り越えようとする肝の太さに脱帽です。
また敵ボスもその辺のあるあるキャラではなく、大きな野心と謎の能力を持った強敵なので、どうなっていくのか見通しが立たない所もハラハラさせます。
既刊も少なく入りやすいと思うので、ぜひ読んでみてほしい作品だと思います。