ぼくらが恋をするには
」のレビュー

ぼくらが恋をするには

内田つち

星4,5。読み心地良い!繊細で優しい恋。

2017年1月16日
177ページ、表題作が2組2話ずつ+短編1つ、計2作品3組のお話。

最初はぼくらの青に茜色の風船:コミュ障くんと先輩の話。
その2人の知り合いでキューピッド役だったゲイくんの話が表題作(スピンオフ)。

繊細な恋する気持ちの描写が丁寧で、読んでてジーンときました。
特に表題作、普段明るい主人公なだけに余計に切なくてウルッとくる。

読み応えはそんなでもないけど、読み心地というか読後感はすごく良い。
優しい雰囲気のあるお話なので、BL苦手な少女漫画好きな方にも楽しめるのでは。

<短編>
わるい子と花と輪:仮面優等生と飾らないイイ加減同級生の話。
こちらも主人公の気持ちが丁寧で良かった。

*ところで最初の話、馴れ初めの話がなく含みがあって気になった。もしや、前作で短編とかあるのかな??
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