無間地獄
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無間地獄

新堂冬樹

ホモセクシャルに抵抗無い方へ。

2017年1月16日
コミカライズでは何故か、主人公の同性愛に関する描写が大幅にカットされていました。そのため、主人公が「彼」に執着する苦悶や葛藤がまるで理解できない仕上がりとなってしまったわけです。
この原作は、当たり前ですがそのようなパズルのピースの欠如がないため、すんなりと全貌を理解できます。
またコミカライズでは「彼」の容姿が全く美しくありませんが、挿絵もない原作であれば、色々な場面で説得力を感じることができます。
上記、コミカライズとの比較では評価が高くなりますが、小説単体として個人的に好きかと聞かれると、どちらとも言えません。露悪趣味がしつこくて、外連というか、いやしい感じがしたからです。
ううん... 好みの問題ですね。
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