額田王
」のレビュー

額田王

藤田素子

偉人達なのに、人物の魅力がうすい。。

2017年1月17日
196ページ、1冊表題作b。

額田王、なつかしい~。
昔学生のころ、当時の時代背景の漫画や本が好きでよく読んでました。

中大兄&大海人、両皇子の恋人(三角関係)、歌人としても有名な人でしたが、、

アレ??
なんかいろいろイメージ違った。

大化の改新の立役者たちでそれぞれ力ある有名な人なのに、みんな魅力ない~。
良くも悪くも、輝いてない!

鎌足が想い人でもいいけど、偽善ぽいイイ人が好かん。
大海人も子供っぽいし、中大兄はただのガキ大将だし。

野心・政治力ある男の魅力がないのが寂しい!
したたかさとか黒くてもいいから、何か惹きつけるものが欲しかった!

額田も神だの巫女だと連呼するわりには、本人だけ。
周囲の認識や理由が皆無で説得力がなく、ただの自意識過剰にしか見えない。
(額田王が巫女だったとか神事の家系とかの通説はあまり聞かないので、ストーリー上の設定ならそれはそれで全くかまわないので、それなりの背景を話に盛り込んで欲しかった)

歴史少女漫画といえば、山岸凉子さん、長岡良子さん、大和和紀さん(天の果て)が好きでしたが、、
皆様歴史の造詣が深く、背景ストーリーがしっかりしてました。

山岸さんの日出処の天子は超名作ですし、長岡さんの古代ロマンシリーズは大好きで当時少しずつ集めてたぶん全巻持ってました。
どちらも強い独創性がありますが、それだけ世界観もあって惹きこまれました。

そんな実力ある作者さんたちの作品と比べちゃいけないのかもしれない。。
あぁー、長岡さんの漫画読みたくなってきた!
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