僕だって君がいなけりゃたぶん。【電子限定特典付き】
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僕だって君がいなけりゃたぶん。【電子限定特典付き】

蔓沢つた子

変態だけどどちらも純愛(笑)

ネタバレ
2017年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ シオン(受)のふにゃちんでしか興奮しないレオ(攻)。
幼少時、イジメから助けた(結果的に)レオに崇拝に近い恋心を抱いているシオンは性的な関係になっても離れず、一緒に居られる環境から共に医学へと進む。
一方、レオは幼少期に見たシオンの怯えて縮こまったふにゃちんで立ってから、シオンのふにゃちんに固執。大人になってもそれでしか興奮せず、シオンに立たないよう強制しながら性的関係を続ける。
しかし、自分には感情豊かに接するシオンはレオ以外には無表情。もっと他の者にも進んでコミュニケーションを取るよう半ば強制的に勧めてから、まわりの態度は軟化していき、更には仲の良い友人の家まで行く程に。変わるシオンにレオの心境も変化が見えて・・・。
読んでいく毎に、お互いがお互いしか見えてない所が愛おしかったです。
最初、レオって自分の欲望の為にシオンに酷いことをする人なの?って思いながら読んでましたが、話が進む毎に、無意識純情ちゃんなんだってわかり、可愛くて可愛くて仕方なくなりました(笑)
シオンもレオ関係以外は興味の無い子なのかな、なんて思っていたら、そんなことも無く、レオに恋人と認識して貰えないことに傷ついて友達の前で泣いちゃったり、爬虫類好きで友達の家に遊びに行ってレオにヤキモチ焼かせたり、結構行動的で、考えも1本筋が通っている感じで好感持てました。
思考がまた、レオ中心なのも可愛くて好きです。

これは、個人的嗜好なのですが、実はシオン、美人なのにレオより背が高い(笑)
そして、本気出せばレオに勝てちゃう。押し倒せちゃう。そんな彼が受けである事に、私はツボりました。リバでも美味しいな、とか思いながら読ませて頂きました。
個人的には、ストーリーも途中経過も終わり方も大好きな作品です。
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