春告小町
」のレビュー

春告小町

山口美由紀

安定感。幸せ感。

2017年1月19日
江戸時代の長屋が舞台、人の心の声が聞こえてしまうという秘密を抱えた浪人と、団子屋の看板娘の恋物語。

アラフォーの私が小中学生のころから花ゆめで活躍してらした山口先生。
主人公たちが、一生懸命で、でも不器用で、相手を思うあまりちょっと遠回りしちゃうとこなんか、昔読んだままの世界観でした。
人間の弱さや醜さ、でもそれを頑張って乗り越えて大切な人と生きていくんだよね~としみじみ。

さらにこなれてるといったら生意気かもしれませんが、安心して読んでいられる安定感!
主人公二人は勿論、とりまく人々もとっても魅力的に描かれてます。
読み終わったあと、にっこりほんわかできます。
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